眼瞼下垂症とは
眼瞼下垂症とは、何らかの原因で、瞼が上がりにくくなる病気です。
瞼が上がらなくなると、人はオデコの筋肉を使って、瞼を上げようとします。
結果として、眉の位置が上に上がる、オデコにシワが出てくる、上瞼が凹む、肩こり、頭痛などの症状が出てきます。
人間、目を閉じると眠くなる性質がありますので、眼瞼下垂症が発症すると、覚醒が悪くなり、長距離のドライブ、お仕事中に眠くなるなどの活動性の低下にも繋がります。そして、お年寄りの場合には、上下での視野が狭くなることから、転倒のリスクが上がります。
高齢の方が転倒し骨折すると、そのまま寝たきりの状態になる可能性が上がります。
当院では、眼瞼下垂症手術のスペシャリストである高田医師による日帰りの眼瞼下垂症手術を受けることができます。
当院の眼瞼下垂症手術を進める理由
瞼が上がりにくい原因として、一番多いのが加齢です。次に、コンタクトレンズの長期の使用、そして、生まれつきの目の構造(先天性)によるものがあります。一般的には、眼瞼挙筋腱膜が、瞼の骨格である瞼板軟骨から外れてしまったり、腱が伸びてしまうことにより発生すると言われておりますが・・・厳密には、それ以外にも、皮膚の弛緩、タルミや瞼の重み(脂肪の過剰状態)、外傷や手術の傷による癒着などの様々な要素があります。つまり、単純に、眼瞼挙筋腱膜を引っ張って留めるだけの手術では問題があると考えます。
当院の眼瞼下垂症手術の特徴として
- 独自の考え方に基づく手術方法(TKD切開・ファッシア剥離法)により、従来よりも自然な瞼の開き方が期待できます。
- ラジオ波メスを使用することで、非常に綺麗な傷跡が期待できます。
- 顕微鏡下手術で行うことで、非常に繊細な手術が期待できます。
結果として、最小の出血量の手術となるので、概ね両眼で30分〜40分で手術が終わります。
術中での腫れが少ないので、ダウンタイムが驚くほど短いと言えます。 - 術者が、この分野での手術実績が15000件を超えており、圧倒的に多いので、安心できます。
高田医師は、TKD切開法という新しい手術を考案しており、より自然な術後の二重が期待できます。
TKD切開法について
一般的に行われている眼瞼下垂症手術、重瞼術の切開線は、睫毛からの距離を多く取り過ぎているので、
結果として、二重が広すぎる状態となり、人工的な不自然な二重のイメージとなります。
高田医師が考える二重の線というのは、切開線で構成されるものではなく、切開線を起点として、余剰皮膚が折り返した線が
本来、自然な二重という考え方だからです。
そこで、TKD切開法での二重切開線は、睫毛側にかなり、近いところに設定します。
その部分には、比較的大きな血管が走っており、安易に切開すると、術中の出血が多くなりますが、
その血管を上手く処理する技術がそれを可能としてます。
加えて、その切開線にすることで、先に述べた高田医師の考える自然な二重に繋がります。
眼瞼下垂症手術において、挙筋腱膜の前転(短縮)を行う際に、瞼板と腱膜を手術糸で縫合し留めることが大事なのですが、
この縫合に独自の工夫を加えることで、一箇所留めでありながら、自然な瞼のアーチを可能とします
眼瞼下垂症手術の失敗とも言える三角目(テント)にならないようにする工夫も、TKD切開法では行われております。
最近、とある芸能人が、眼瞼下垂症手術を受け、非常に不自然な状態となってしまったと話題になっておりましたが、
高田医師からしてみれば、先に述べたように、二重の設定幅が広すぎており、そして、挙筋腱膜の縫合が上手くできてないことで
三角目(テント)となってしまったと考えております。
眼瞼挙筋腱膜の埋没縫合の工夫も大事ですが、挙筋腱膜を出来るだけ、フリーにすることも非常に大事だと考えます。
ですので、高田医師のTKD切開法に加え、ファシア剥離法という新しい手術手技を合わせて行うようにいたしました。
TKDファシア剥離法とは
ファシアとは、臓器と臓器の間を隔てる膜状組織のことです。
最近、整形外科や整体の世界で筋肉のコリの原因として、ファシア、この場合では筋膜の癒着が
原因と考え、それを生理食塩水の注射やマッサージにより剥がすことで、筋肉のコリ、つまり、
肩こりや腰痛の治療を行うようになっております。
高田医師は、多くの瞼の手術の経験から、眼瞼下垂症の原因の一つとして、このファシアが関係していることを
発見し、手術に取り入れるようになりました。
瞼にあるファシアを剥がすことで、眼瞼挙筋の動きが非常に緩やかになり、そのことで、不自然に強く眼瞼挙筋腱膜を
縫合しなくても、自然に瞼が上がるようになりました。
つまり、TKD切開法・ファッシア剥離法は、自然な二重を可能とする従来のTKD切開法に、このファシア剥離を組み込むという
オリジナル手術により、満足度の高い手術を可能とするようになりました。
高田医師が考える最高の眼瞼下垂症手術
眼瞼下垂症手術は、美容的な観点と機能的な観点での二つの尺度で、結果について考えないといけません。
眼瞼下垂症を治せば、鬱病が治るという文言を聞くことがあります。
確かに、手術により、性格が非常に明るくなり、服装の趣味までもが変わるような方もおられますが、
逆に、手術結果に悩みが深くなってしまい、鬱症状を発症することもあります。
目というのは、人の外見の印象を決定する大事な要素です。
世間一般には、広い二重を有り難がる風潮がありますが、多くの手術を手掛けてきた私からすると意外にも不自然なのです。
私は、化粧品売り場に張り出される女優さんのポスターを見ると、意外にも、彼女たちの二重は、かなり狭めの二重だったりします。
私の理想の眼瞼下垂症手術は、「手術したと強調して言わなければ、手術したことが周りから見て、分からない」「家族から、若い頃の状態に戻った」
と言われるような結果が出せる手術だと考え、手術しております。
また、術後の腫れについても、手術中の出血を出来るだけ少なくし、また、手術時間を可能な限り短くすることで、少なくするようにしております。
ですので、術後の診察の際には、「インターネットで、他院の術後の腫れを調べてみてください」と説明することもあります。
それぐらい、ダウンタイムの短さには自信があります。
快適に、安心して、手術を受けていただくことに心血を注ぐことは、自分の手術を受けられた方々が自分の家族や知人を紹介していただけることに
繋がり、結果として、WIN-WINの関係になると考えております。今の手術方法は、かなり工夫を重ね、最高のものだと思っておりますが、
あくまで、現時点での最高であり、さらに、その先の手術を作り上げていきたいと思っております。